【エクセル】SUM関数の使い方|合計を一瞬で計算する基本と応用
公開日:2025年2月21日

目次
SUM関数とは?
SUM関数は、Excelで複数の数値を合計するための基本的な関数です。手作業で一つずつ足し算するのではなく、関数を使うことで素早く計算できるため、業務効率が大幅に向上します。SUM関数の基本的な使い方から、より高度な応用例まで詳しく解説します。SUM関数の基本的な書式や使用方法は以下の通りです。
SUM関数の基本書式
SUM関数の基本的な書式は次の通りです。
=SUM(数値1, 数値2, ...)
=SUM(範囲)
SUM関数の基本的な使い方
Excelのセル内で=SUM(A1:A5)
と入力すると、A1からA5までの数値を合計できます。また、複数の範囲を指定することも可能です。たとえば=SUM(A1:A5, C1:C5)
と入力すると、A1からA5、C1からC5の数値をすべて合計できます。
SUM関数の応用例
基本的なSUM関数の使い方をマスターしたら、より高度な使い方を試してみましょう。SUM関数を応用することで、条件付きの合計や複数シートをまたいだ集計が可能になります。SUM関数の応用例は以下の通りです。
条件付きSUM関数の活用
SUM関数をIF関数と組み合わせることで、特定の条件を満たすデータのみを合計できます。たとえば、売上が10000円以上のデータのみ合計したい場合、=SUMIF(A1:A10,">=10000",B1:B10)
のように指定します。
複数シートをまたいだ合計
異なるシートのデータを合計する場合、SUM関数を以下のように使います。=SUM(シート1!A1:A10, シート2!A1:A10)
と入力すると、それぞれのシートのデータをまとめて合計できます。
オートSUM機能を活用
ExcelにはオートSUM機能が搭載されており、数式を手入力しなくても簡単に合計を求めることができます。セルを選択した状態で「オートSUM」ボタンをクリックすると、自動的にSUM関数が適用されます。
SUM関数を使う際の注意点
SUM関数を利用する際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。誤った使い方をすると、正しい計算結果が得られないことがあります。主な注意点は以下の通りです。
空白セルや文字データの影響
SUM関数は数値のみを合計します。空白セルや文字データが含まれると、正しく計算されないことがあります。特に、数値に見えて実際には文字列になっているケースでは注意が必要です。
フィルタリングとSUM関数
フィルターをかけたデータをSUM関数で合計すると、非表示のデータも計算に含まれます。フィルター後のデータのみを合計したい場合は、SUBTOTAL関数を利用するのが有効です。
エラーが発生した場合の対処法
SUM関数を使用した際にエラーが発生する場合、原因として範囲の指定ミスやセル内のエラー値(#VALUE! など)が考えられます。=IFERROR(SUM(A1:A10), 0)
といった式を使うことで、エラー発生時に0を表示することができます。
まとめ
SUM関数はExcelにおいて最も基本的かつ強力な関数の一つです。基本的な使い方を押さえた上で、条件付き合計や複数シートをまたいだ計算を活用することで、より高度なデータ分析が可能になります。正しい使い方と注意点を理解し、業務効率を向上させましょう。